ガケ書房
     
 

   
   

グラス・マーケッツ初の本屋朗読

とある本屋に3名の女性が訪れる。彼女らは思い思いに本を手に取り読み始める。そして思う。「あの人は一体どんな本を読んでいるのだろう?」 ある1つのしおりを媒介にして、3人の女性が接近し始め、全く他人である彼女らに「本」を通して関係性が生まれてくる。そして、そのしおりに書かれた文字。「4:00pm gmの本棚で」 これは果たして何を意味するのか?

3人の女性が何故本屋に来、どんな本を読み、買って行くのか、その1日を描いたオリジナル朗読作品。実際にガケ書房内にある本を使って朗読しながら進む、グラス・マーケッツ初の本屋朗読。

日時=04年11月27日(土) 16:00〜
会場=ガケ書房 TEL/075-724-0071  
     左京区北白川下別当町33白川今出川上ル350m東側

朗読:佐野真希子・田中文 ほか
音楽:原澤孝之
構成:池田長十
協力=ガケ書房

 


グラス・マーケッツ初の本屋朗読、無事終了いたしました。今まで、カフェやギャラリーでの朗読を主としてきたワタシたちにとって、本のある空間は大変新鮮でした。初めて、演じるための"箱"として、きちんと向き合えたような気もするし…。

「朗読=本」という図式は、簡単に思いつくのに、「グラス・マーケッツ=本屋」の発想がどうして今まで思い浮かばなかったんだろう…? それぐらい、自然で、すんなり溶け込める空間でした。何が読めるのか、どんな本と出逢えるのかと、なによりもワタシたち自身がドキドキしながら、楽しめたイベントでした。

しかーし!!プチ事件が多かったイベントであったことも確か。本にしおりを挟んでいたはずが、読むべき場所が見つからない!慌てて、タイトルだけを読み、その場を立ち去る田中……。「サメ」「獲物」の言葉の訛りが結局最後まで治らない田中……。

彼女は、アクセント辞典を片手に人一倍練習したにも関わらず、打ち上げで、誰よりも池田に叱られていたような。次回のイベントで、誰かが大きな失敗をしない限り、彼女のこの失敗は、当分、ワタシたちの話題の中心になるに違いない。また、忘年会でのネタが増えてしまった(笑)。

   

  
  

 
   
作品中で紹介した書籍

■『サメガイドブック 世界のサメ・エイ図鑑』 A&A・フェッラーリ 阪急コミュニケーションズ
■『ブランド』 岡康道×吉田望 宣伝会議
■『捕虜収容所の死』 マイケル・ギルバート 創元推理文庫
■『ライ麦畑のキャデラック モーターカルチャー100年の真実』 瀬戸山玄 小学館
■『サメのおちんちんはふたつ ふしぎなサメの世界』 仲谷一宏  築地書館
■『anan』 マガジンハウス