今回のテーマは「食べる」。
世の作家が描写した「食べる」という行為、あるいは「食べる」ことにまつわる情景。
レトキス的視点でリミックスしてみなさんにお届けします。どうぞお楽しみに。
世の作家が描写した「食べる」という行為、あるいは「食べる」ことにまつわる情景。
レトキス的視点でリミックスしてみなさんにお届けします。どうぞお楽しみに。
松林の中を歩いて
あかるい氣分の珈琲店をみた。
遠く市街を離れたところで
だれも訪づれてくるひとさへなく
林間の かくされた 追憶の夢の中の珈琲店である。
をとめは戀戀の羞をふくんで
あけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組
私はゆつたりとふほふくを取つて
おむれつ ふらいの類を喰べた。
空には白い雲が浮んで
たいそう閑雅な食慾である。
(萩原朔太郎 「閑雅な食慾」より)
日時=2017年9月10日(日)15:00~ *開場は30分前 *上演時間約70分
朗読=佐野真希子 ピアノ=平川勝朗
料金=2,000円 定員=50名
会場=京都府庁旧本館2階正庁 *当日は東門よりご入場下さい。
朗読=佐野真希子 ピアノ=平川勝朗
料金=2,000円 定員=50名
会場=京都府庁旧本館2階正庁 *当日は東門よりご入場下さい。
佐野真希子
朗読ユニット、グラス・マーケッツの立ち上げから参加し、現在は代表として朗読表現の拠点としている。
朗読イベント、ナレーション、書誌への執筆など、表現活動は多岐に渡る。
京都造形芸術大学で集中講座講師を担当するなど、朗読の普及にも力を注ぐ。また、自身が開催する朗読教室の受講生による発表会も21回目を迎える。2015年全国朗読大会京都公演にて『京都府知事賞』受賞。
平川勝朗
幼少の頃よりピアノ演奏とクラシック音楽に親しむ。
ジャズピアニストとして、1999年から関東圏を中心に活動。
2008年6月に拠点を京都に移し、京都市内を中心にライブ活動を行い、現在に至る。
ジャズのみならず、ラテンやボサノババンドでの演奏、ポップスのアシストメンバー経験もあり、作、編曲において高い評価を得る。繊細で美しい演奏には定評がある。
https://www.facebook.com/katsuro.hirakawa
京都府庁旧本館2階正庁 *当日は東門よりお入りください
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町 (*駐車場はございません)
・地下鉄……京都駅から市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車、徒歩10分
・市バス……三条京阪から10系統、京阪神宮丸太町から93系統、202系統、204系統、「府庁前」下車徒歩5分