前書きのコラージュ

『声の祭典』
声を媒体としたパフォーマンスを行う団体・個人が数組出演したイベント。
本作は、様々な作品の本文ではなく、前書きばかりを集め、コラージュ的に組みあわせた小作品の朗読。ピアノ・フルートの生演奏とオリジナル音楽にのせてお届けする「言葉と音」のショートショット。

日時:2002年3月17日(日)
会場:大阪市立中央青年センター
主催:大阪市立中央青年センター
制作:NPO法人芸術文化ワークス

朗読:佐野真希子・中野まみ・田中文
音楽・ピアノ:原澤孝之
フルート:三浦優子
構成:池田長十

 

『声の祭典 大阪』
アートな気分で声あそび
 


今回は、音楽をメインにした作品。普段は合間にはいってくるフルートが、この作品では、休みなく吹きっぱなしという三浦にとっては初めての試み。しかも2ステージで、終了後はかなりお疲れ。

そして、久しぶりのピアノの生演奏。原澤は、「ちょっと緊張した」と洩らしながらも、鍵盤とミキサーを巧みに操縦。

ちょうど原澤の後ろが袖になっていて、そこで佐野・中野が待機していたのですが、ピアノ演奏中、どうやら二人がこそこそしゃべっていたようで、終了後、「うるさいねん! ピアノ弾きにくい!」と原澤は怒っておりました。それに対し、二人は「あ、聞こえてた?」と大笑い。

田中にとっては初の舞台上での本格的朗読。えらく緊張していたようで、退場するところをずっと舞台に座り続け、終了後、これまた佐野、中野から大目玉。

作品が20分ということもあり、何だかあっという間に終わっていた、そんな感じです。短い作品は作品でこれまた面白いなぁ、と実感したイベントでした。