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「朗読」と「音楽」そして「映像」のアフレコ劇。
グラス・マーケッツとマーブル・シーオーがおくる朗読+映像作品。舞台は野球場。9回裏、2アウト満塁。最大のピンチを迎えたバッテリー。タイムアウトを取ったキャッチャーがピッチャーマウンドに駆け寄り、そこで交わされる怪しげな会話。「棺…羊…質疑…スズキ…ツツジ…?」
繰り返される映像。いくつも展開するストーリー。映像に合わせて朗読を試みるというアフレコ劇スタイル。果たして、どこまで話は膨らむのか……?
朗読=佐野真希子・田中文 ほか
脚本・構成=池田長十
音楽=原澤孝之
映像=Marble.co
共催=Shin-bi
日時=05年7月30日(土)〜31日(日)
定員=各ステージ50名
場所=Shin-bi TEL:075-352-0844
京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地
COCON烏丸3F 京都精華大学[shin-bi]
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『5つの棺』The five coffins |
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(池田長十)
この作品は個人的にとても好きです。何がってそのアプローチ。一緒に組んだMarble.coの映像がまず先にあり、その渡された映像を見ながら物語を書く、という順序が。
今までこういう書き方をしたことがなかったので、とても愉快で、また良い刺激にもなりました。野球が舞台ですもんね。「フォークで三振だ!」なんてセリフ、グラス・マーケッツだけだったら絶対書かなかったはず。そういう意味でも、新たな作品を書かせてくれたMarble.coには本当に感謝しています。
さて、今回は初めての会場でした。想像以上に反響があり、前日のリハーサルで声を出すと、カツゼツの悪い田中なんか、一体何をしゃべっているのやらよく分かりません(笑)。こりゃまずいと、佐野指導のもと、発声方法を変え、出来る限り反響しないように対処。けれど、2人のシーンでは、興奮してくるに連れて、どんどん反響が……。
いや、テンション上がってるのは良いことなんだけど、もうちょっと冷静に、なんてヒヤヒヤしながら聞いていました。あの反響は何か鬼気迫るものがありました。まぁ、それはそれで雰囲気が伝わって結果オーライなのかも。
そうそう、四条烏丸という立地条件は何かと便利! 会場入りして早々、「今日のランチ、どこに行こう?」と女優陣はお店の検討。COCON烏丸ならではですね。会場入りしてから案外困るのがこの食事。回りに何もないところだとコンビニ弁当ばかりでうんざりしてしまいますし。
割りと食に対してこだわりがあるグラス・マーケッツ女優陣。新京極のギャラリー画床でやった時もそうでしたが、たくさん食べるところがある場所でライブをすると、皆、かなり楽しそうです。
映像のMarble.co、ライティングの垣内氏、そして、色々と協力をして頂いたShin-bi。本当に有難うございました! 個人的にもこの会場はとても好きな空間ですので、また是非やりたいなと思っています。
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