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朗読+ジャズ。そして、固ゆで卵。

物語のキーワードは「ハードボイルド」。昨年、没後50年を迎えた「ハードボイルド」の巨匠、レイモンド・チャンドラー。彼の作品群を題材に、彩るのはセロニアス・モンクの曲々。ジャズの生演奏、佐野真希子のボーカルと共にお届けする、グラス・マーケッツ流「ハードボイルド」朗読作品。

日時:10年3月22日(月・休日) 15:00スタート
場所:京都市北文化会館・創造活動室(3F)
料金:(一般)1.800円  (学生)1.000円

朗読:佐野真希子、末冨喜子
音響:原澤孝之
構成:池田長十
トランペット:中山悟士
ピアノ:岩崎 恵
ベース:芝田 奨
ボーカル:佐野真希子
 
 


(佐野真希子)
久々のメンバー以外の人々とコラボレーション!2年ほど前に、私がジャズライブでボーカルとして参加していたとき、今回トラ ンペットを吹いている中山さんが聞きに来てくれて、それが最初の出会いです。

その後、中山さんとは何度かボーカルとしては一緒にライブをさせてもらってい たのですが、今回は朗読とジャズで何かやりましょうか!という話になりまして 。

池田はハードボイルド小説が結構好きなんですね。で、私は「ハードボイルドとジャズの組み合わせってベタカッコイイんじゃない!?」と前から思っていたのです。

これは今回やるしかない!ということで、タイトルでも分かるようにハードボイルド+ジャズをコンセプトに作品を作っていったのです。タイトルの「ハードボイルドジャズライト」はゴロ重視でつけました(笑)

即興性の高いジャズと、構成、進行がしっかり決まっている朗読。この一見反対のジャズと朗読がなんともいい感じに面白い空気を作っていたように思います。

今回、初コラボレーション作品の参加となった末冨はドキドキです。

末冨「佐野さん、演奏のどのあたりで、マイクに向かったらいいでしょう!?」
私「ま、雰囲気でいいんじゃない?早すぎたら堂々と無言で演技でも(笑)」
末冨「中山さん、出るとき合図してくれるって言ってたけど、リハーサルではしてくれなかったし・・・」

そうは言いながら末冨は立派に、堂々とマイクの前で立っていました(笑)。こうやって、経験を重ねて、色々なことに対応できるようになるんですね。

そうして、私はというと、久々のコラボ作品に緊張しまくり。。。まだまだ修行不足です!日々精進いたします!

   

 
 



  

 
(写真:ハシモト)
   
レイモンド・チャンドラー
アメリカシカゴ生まれ。20世紀で最も有名なハードボイルド作家の一人。第一次世界大戦が勃発すると従軍。除隊後石油会社の役員を務めるようになるが、1932年に解雇されてしまい、これをきっかけに小説の執筆で身を立てることになる。1939年発表の処女長編『大いなる眠り』で初登場したフィリップ・マーロウはハードボイルド派の中で最も有名な探偵といえる。
  セロニアス・モンク
ジャズ・ピアニスト/作曲者。6才の時にピアノを始め、10代の頃には教会でオルガンを弾く。1940年代初頭にはニューヨークでジャズ・ピアニストとして本格的に活動。ビ・バップというスタイルを素にジャズという音楽を理論的に形成し発展させていき、その後のジャズ・ミュージシャン達に多大な影響を与えた。(1917〜1982)