「料理」と「言葉」がくっついて、そこに挟まれたのは……

04年の8月に開催した「朗読」と「料理」のイベント『おしゃべりな晩餐会』の第2弾。前回は「晩餐会」をテーマにコース料理と朗読でお届けしましたが、今回のテーマはずばり「ミニチュア」。通常のサイズよりも小さな料理の数々。

カフェ「Table&Sofa」が作り出すミニチュア料理と、「GLASS MARKETS」が用意する、一口サイズストーリー。

日時=05年4月8日〜10日(日)
定員=各ステージ15名
場所=Cafe.art Table&Sofa

朗読=佐野真希子・田中文 ほか
構成=池田長十
料理=Cafe.art Table&Sofa
主催=EDproject

 
 


「女の子ウケするようなイベントやりましょうよ〜」 、主催者・EDプロジェクトの藤井くんの一言で決まった、このイベント。

「女の子って言ったら、やっぱり恋愛モンか〜?」 「GMに恋愛話は考えられないけど・・・料理をカワイイ感じにしたいねえ」 「普通よりも小さいサイズの料理って、 なんとなくメルヘンちっくな雰囲気漂わない?」 「おー、メルヘン=女の子やん〜」 「そうねえ、今、豆皿料理とかワンスプーン料理とか流行ってるし・・・」 「よし、ほな、ミニチュアでいきましょ!!」

こんな美しい会話で軽やかにスタートしたとは思えないけれど(笑)、まあ、おおむね、こんな雰囲気から、今回の「ミニ・サンドウィッチ・ストーリー」が誕生。

いやー、楽しめました。コラボった感が非常に高い、楽しいイベントだったと。料理が運ばれてくるたびに、お客さんはしっかり反応してくださいました。

うずらの目玉焼きに、ミニミニサンドウィッチ、 ミニサイズの野菜サラダ・・・。そして、なによりも凝っていたのが、おむすび!!竹の皮を開けると、小松菜にくるまれたおにぎりと、 さくらごはんの超ミニおにぎりが…!! 一口でパクリとするヒトもいれば、指先に乗せて長いこと眺めているヒトも。それを見るのが楽しいこと、楽しいこと!!(盗み見に近いもんがあるけど)

朗読したのは、モノ(コト)の大きさを意識するのって、どんなときだろう?? みたいな、やや、女の子テイストの強いオリジナル作品。これをミステリイ大好きな、しかも男である、池田くんが想像で書いてしまうのですから、一体どうなるねん!?と内心ドキドキ。が、あがってきた脚本は、意外にしっくり馴染み、ちょっとじんわりくるような、優しい気持ちになれるものでした。

うん、今回は、脚本がしっかり、料理とリンクしてましたから、 大変にコラボリ感が高かった。いやー、満足、満足。大満足。というわけで、今回は、すべてにおいて女の子を意識したイベントでした(すんごいシメだなあ)。