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京子は16年前四谷駅近くの交叉点で別れを告げた洋介と,1年ぐらい前からメールのやり取りを始め,今日パリで会うことなりました。洋介を待つ京子の心の揺れを少しでも表現できればいいのですが-----。
いくつもの三浦作品の東北モノの主人公は爺ちゃであったり、婆ちゃであったり、その言葉の素朴さが物語を引き立て、光らせている。自己流の東北弁でその言葉が伝えられる?けれど、今回のお手本は大河ドラマ「八重の桜」です。
3回目の発表会、時間の調整で短くカットした内容になりますが、皆様に上手く伝えられるといいなあと思っております。宜しくお願いいたします。
作者塚本邦雄氏は1920年生まれで、2005年に亡くなられている。歌人・詩人・評論家・小説家であり、寺山修司、岡井隆とともに「前衛短歌の三雄」と称され、独自の絢爛な語彙とイメージを駆使した旺盛な創作を成した。にもかかわらず、この小説は旧字旧仮名で表現されていて、(例えば、標の内(しめのうち)=正月・昧爽(まいそう)=未明など)辞書を片手に読む。本当に色々な面で悪戦苦闘、塚本氏の世界に翻弄されている。
飛梅沼・梅・氷の世界・スケート・そして穂高と絵津子、「純白」な世界の中でのドラマチックな展開。ずうずうしい願望だが、読んだ後にほのかに梅のかほりが漂わせられたら、そんな朗読がしたいと想ってはいるのだが・・・。思いとは裏腹に悪戦苦闘中である。
今回は時間の都合上、たそがれ堂の詳細までは語ることができず残念ですが、それはまた別の機会に!