【本人のコメント】 「桃子」は前から朗読したい作品でした。何人かの方がこの発表会で朗読されており、ハードルは高め…。でもこの作品の中にホタル・セミ・浴衣・夏祭りなど夏の風物が美しく散りばめられていて夏にふさわしく感じます。 その美しさの中に繰り広げられるドラマ…。作品の中で語られる「人を恋するということはえらいことですわなぁ」この言葉に凝縮される朗読がしたいと思っているのですか…やはりハードルはとても高いです。
【本人のコメント】 川上弘美さんの短編集「ハヅキさんのこと」から、「動物園の裏で」を、朗読します。なぜ、この作品を選んだのかと言えば、「ありそうで、なさそうなシーン」、「いそうで、いなさそうな人物」、すべてが、川上さんの世界観で表現されているところが面白いと思ったからです。 朗読に、その世界感とお洒落さを出すのに、苦労しました…ありそうで、なさそうな雰囲気を表現できたらよいなと思います。
日本語のタイトルは、読者に先に何か起こることを予感させますよね。朗読のタイトルとしては、日本語の方がいいのかななんて考えながら選びました。仲が良く、いつも一緒に遊んでいたもの静かな男の子と腕白だった男の子が成長し、15年後にある事件の場面で出会い、悲しい結末が……、と言う物語です。
今まで、勢いで朗読していたので、少しでも感情が込められれば良いのですが。